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■地球・環境・人間[岩波科学ライブラリー]
石 弘之(著)

地球に対して、人間生活(産業含む)がどのような影響を与えているのか。自然に対しての影響を数値的に読み解く。科学的かどうかは私には分からない。ただ、数値の重さは感じる。

また、人間が行う行為によって、人間自身がどれだけの被害を受けているのか。飢餓や戦争、自然破壊による自分たち人間自身が生きづらくなってはいないか。この本は、それを訴えているように思う。

バヌアツやツバルなど、国が沈んでいく島国の人たちの悲哀。エイズ患者を多く抱えるアフリカに対する先進国の扱い。スラム化していく後進国における劣悪な環境化での生活。どれも、自分には関係ないようで、それでいて「本当に関係がないのか」、と自らに問いたくなる。

特に私の心を捉えたのは、森林の破壊だ。「火は一日で森を灰にするが、水と風は100年かけて森を育てる」※とは風の谷のナウシカに出てくる爺さんたちの言葉だ。ここでは火で森を焼くわけではないが、同じように伐採により森を破壊する。破壊された森を再生するのは容易なことではない。それでも経済活動は伐採を促進する。アマゾンの森、インドネシアの森、ロシアの森。様々な理由によって破壊されていく森。それを私が切実なものと感じる機会は、日常生活において皆無なのだ。

※上記のナウシカ内のセリフは本書内には出てきません。

先進国と呼ばれる国に生まれ、働き場所を選ばなければ生きていけるように考えている私。もちろん、それ自体も簡単なことではなくなってきたようだが(ワーキングプアや貧困高齢化など)、それでも日々の生活だけに捉われない毎日を送っている。それが果たしてどこに歪みを生んでいるのか。私が享受している利便性が、「まったくその利便性に縁のない人たち」の暮らしを圧迫している事実について考える。

いま、出来ることをすれば良い。それは私のエコロジーに対する心構えだ。それ以上の事は出来ないし、それ以上の事をしようと思えば、すべてを投げ出して見ないフリをして生きてしまいそうだ。

それでも、単純にゴミを減らすことに意味を求めていきたいと、そう思った。